10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

直腸がん闘病記

「糖尿病の改善 不死鳥のごとくよみがえりましたね!」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第83回~

先日、糖尿病内科を受診しました。 担当医から、「血液検査の良い結果が出ています。今年に入ってからヘモグロビンA1cの値も正常値の6.0以下に抑えられています。薬を減らしましょう。」とのお話しをいただきました。糖尿病の薬や血圧の薬も減りました。 40…

「夫の帯状疱疹は転倒が引き金に?」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第82回~

夫が帯状疱疹に罹患して1ヶ月が過ぎました。表面の湿疹はだいぶ良くなり、皮膚の保護用のガーゼをしなくても大丈夫になりました。とはいえ、頭皮にできた湿疹の痒みがまだ収まらないのが辛いようです。もうしばらく我慢の治療が続きそうです。 夫は「帯状疱…

「夫が帯状疱疹に罹患!」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第81回~

夫のがん疼痛の痛みが緩和し、過ごしやすい日々が続いていました。ところがそれが一転し、夫が帯状疱疹に罹患してしまいました。がん治療とはまた違う新たな治療の始まりです。 数日前、夫は額の左側に複数の小さな発疹ができ、痛みを訴えました。近くで見て…

「長島愛生園の旅の思い出 その4:愛カフェでの出会い」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第80回~

長島愛生園の日帰り旅行から10日ほど経ちました。「あの時、思い切って出かけて本当に良かった! 貴重な体験だった!」と、夫はとても喜んでいます。帰宅してからも、愛生園についての話題が尽きません。 旅の途中から両足にかなりの筋肉痛がありましたが、…

「長島愛生園の旅の思い出 その2:新幹線とレンタカー」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第79回~

先日、長島愛生園の日帰り旅行から無事に帰ってくることができてホッとしています。 一番の目的は、長島愛生園にあるハンセン病療養所において毎月最終火曜日に行われている「愛カフェ」に参加することでした。 「愛カフェ」については、田中真美先生からご…

「突然の強い痛み」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第78回~

直腸がんの外科手術を受けてから3年8ヶ月が過ぎようとしています。このところ、痛みが和らいでいる日が多く、自宅では杖なしで移動できるようになっています。仙骨や第五腰椎への転移があり強い痛みを経験しましたが、その都度、放射線療法や抗がん剤治療、…

「抗がん剤治療後の驚きの一日:夫とのスーパーでの買い物」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第77回~

昨年の9月に受けた放射線療法のおかげで痛みが和らぎ、比較的体調が良い日が続いています。今年に入って3回目の通院となった先日、2週間に一回の抗がん剤点滴治療を受けてきました。 抗がん剤点滴を受けるととても疲れるので、病院からまっすぐに帰宅しベッ…

「座長の務めを無事にできました(^^♪」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第76回~

2024年1月28日(日曜日)、がん哲学外来の創始者である樋野興夫先生をお迎えして、私の所属する金城カフェ主催の2周年記念イベントが開催されました。多くの方にご来場いただき、またYouTube配信でも多くの方に視聴していただけました。 夫の体調も良く、無…

「夫の体のバランス感覚の変化」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第75回~

最近は医療用麻薬を服用しながらの生活ではあるものの、痛みが和らいでおり、ふらつきもなく体の動きもスムーズになってきています。 歩行器の返却 歩行器なしでもバランスよく歩けるようになったため、昨年9月から介護サービスを利用してレンタルしていた歩…

「食欲は夫の生きる原動力」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第74回~

昨年2023年の前半は痛みに翻弄されましたが、9月に受けた放射線治療の効果で10月頃から痛みが和らぎ、新しい年2024年もその状態が続いています。医療用麻薬の服用は欠かせませんが、痛みをコントロールしつつ日常生活が送れているのはとてもありがたいことで…

「2024年最初の通院:腫瘍マーカーの値の改善あり!」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第73回~

新しい年2024年がスタートして、4日から夫の通院が始まりました。良く晴れた日で、遠くまで良く見えました。その景色を見ながら、元日の能登半島地震や2日の羽田での飛行機衝突事故に思いを馳せました。混乱が一日も早く収まり、復興に向けて歩みだせますよ…

「2023年を振り返って:転移による激しい痛みを経験」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第72回~

時が経つのは早いもので、今年2023年も残りわずかとなりました。あっという間に過ぎた感じがします。 この1年を振り返ってみると、真っ先に浮かんでくるのは、今までに経験したことのない激しい痛みが夫を襲ったことです。 今までに経験したことのない激しい…

「痛みの軽減&糖尿病の改善」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第71回~

痛みの軽減 直腸がんに罹患してから、まもなく3年半が経とうとしています。このところ小康状態が続き、痛みが和らいでいます。 仙骨や第五腰椎への転移による激しい痛みに見舞われても、適切な治療やがん疼痛医療用麻薬のお陰で、なんとか日常生活が送れてい…

「夫のエッセイ集 連載を終えて」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第70回~

エッセイ集連載 夫の協力 このブログで、2006年と2011年にすでに分子細胞治療の雑文として発表していた夫のエッセイ集を、10回に分けてご紹介しました。 ブログを開設して以来、投稿記事の数が増えていくにしたがって、夫はブログ「10歳のマリア」により関心…

「完結編:夫のエッセイ集 20年目のニューイングランドの春」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第69回~

夫の現役時代に投稿したエッセイ集 これまで、夫のエッセイ集を10回に分けてご紹介しました。 ・Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 前編 後編 ・Stanley J Korsmeyer 博士の肺がんと千羽鶴 No.1 肺がんの発病とFellowたちへの告知 No.2 肺がん治療中のSt…

Stanley J Korsmeyer博士(享年54歳):リンパ腫研究の現状と未来への展望~夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)第68回~

~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行(2010年)からの引用~ 夫の現役時代に投稿したエッセイ集 『リンパ腫研究の現状と未来への展望』 ~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行~その内容を次の5つの記事に分けて紹介しています。 5. IT革命がもたらし…

大星章一教授(享年54歳):リンパ腫研究の現状と未来への展望~夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)第67回~

~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行(2010年)からの引用~ 夫の現役時代に投稿したエッセイ集 『リンパ腫研究の現状と未来への展望』 ~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行~その内容を次の5つの記事に分けて紹介しています。 5. IT革命がもたらし…

高橋英伸先生(享年39歳):リンパ腫研究の現状と未来への展望~夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)第66回~

~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行(2010年)からの引用~ 夫の現役時代に投稿したエッセイ集 『リンパ腫研究の現状と未来への展望』 ~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行~その内容を次の5つの記事に分けて紹介しています。 5. IT革命がもたらし…

Steve Jobsの話「愛と喪失:Love and Loss」「死:death」:リンパ腫研究の現状と未来への展望~夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)第65回~

~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行(2010年)からの引用~ 夫の現役時代に投稿したエッセイ集 『リンパ腫研究の現状と未来への展望』 ~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行~その内容を次の5つの記事に分けて紹介しています。 5. IT革命がもたらし…

Steve Jobsの話「点と点をつなぐ:Connecting the dots」:リンパ腫研究の現状と未来への展望~夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)第64回~

~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行(2010年)からの引用~ 夫の現役時代に投稿したエッセイ集 『リンパ腫研究の現状と未来への展望』 ~日本リンパ網内系学会50周年記念誌発行 (2010年)からの引用~ 夫は、直腸がんに罹患しても淡々と受け止め、抗が…

「闘病中の嬉しい出来事」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第63回~

ヘモグロビンA1cの値が「6.5」と減少 夫の直腸がんが発覚してから3年半になります。抗がん剤治療の副作用もあるとは言え、痛みが和らいでいてる状態が続いています。強い痛みからの解放は何よりうれしいことです。 先日、2週間に一回の通院の日があり5名の医…

「Stanley J Korsmeyer 博士の肺がんと千羽鶴(No.3 Fellowたちの千羽鶴の祈り」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第62回~

ランキング参加中人生を語る ランキング参加中がん闘病 夫の現役時代に投稿したエッセイ集 これまでの記事は、こちら Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 前編 Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 後編 Stanley J Korsmeyer 博士の肺がんと千羽鶴(No.…

「Stanley J Korsmeyer 博士の肺がんと千羽鶴(No.2 肺がん治療中のStan)」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第61回~

夫の現役時代に投稿したエッセイ集 これまでの記事は、こちら Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 前編 Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 後編 Stanley J Korsmeyer 博士の肺がんと千羽鶴(No.1 肺がんの発病とFellowたちへの告知) Stanley J Korsm…

「Stanley J Korsmeyer 博士の肺がんと千羽鶴(No.1 肺がんの発病とFellowたちへの告知)」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第60回~

夫の現役時代に投稿したエッセイ集 これまでの記事は、こちら Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 前編 Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 後編 Stanley J Korsmeyer 博士の肺がんと千羽鶴 分子細胞治療 vol.5 no.3 2006 からの引用 このエッセイは、…

「Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 後編」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第59回~

mariamatch.hatenablog.com この続きは、次から Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 後編 分子細胞治療 vol.5 no.2 2006 からの引用 車が盗まれて3週間ほど過ぎた雨が激しくふる日のことだった。私は、助手席に、篠原信賢博士(※1)を乗せてのNCIのBuildi…

「Stanley J Korsmeyer 博士からの贈り物 前編」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第58回~

9月5日から11日に受けた放射線療法の効果で、痛みやしびれが緩和している時間が長くなってきています。自宅内では歩行器や杖に頼ることなく歩いています。 先日から、抗がん剤のアバスチン点滴が始まりました。担当医から放射線療法の効果を高めるために行う…

「夫の講演 一周年記念イベントの思い出」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第57回~

先日、夫と一緒に所属している「がん哲学外来金城カフェ」のスタッフミーティングがありました。来年2024年1月28日に開催予定の二周年記念イベントに関する打ち合わせです。 金城カフェでは、少人数のグループに別れた対話形式の会を月1回行う他、1年ごとの…

「痛みの緩和」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第56回~

先日、2週間に一回の通院の日がありました。今回は、4名の医師の診察がありましたが、いつもの半分の時間で終了し、こんな日もあるのかとびっくりしました。通常より混んでいたように思いますが、4つの科の連携が良かったのかもしれません。夫は、疲れる前に…

「7回目の新型コロナウィルスワクチン予防接種」「回転寿司スシロー」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第55回~

9月初めに受けた放射線治療の効果で、このところ痛みの和らいでいる日々が続いています。穏やかに過ごせるのは何よりも嬉しいことです。今回の記事は、そんなある日の出来事を綴ってみたいと思います。 7回目の新型コロナウィルスワクチン予防接種 先日、新…

「介護保険制度その2~夫が受けている介護サービス~」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第54回~

夫は、現在「要支援2」の介護認定を受けています。先回第53回の記事で、手すり付きの介護用ベッドのレンタルについて書きました。 今回の記事は、夫が受けている介護サービスについて紹介します。 夫が受けている介護サービス 介護保険料は、40歳から支払い…