10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

「痛みの緩和」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第56回~

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先日、2週間に一回の通院の日がありました。今回は、4名の医師の診察がありましたが、いつもの半分の時間で終了し、こんな日もあるのかとびっくりしました。通常より混んでいたように思いますが、4つの科の連携が良かったのかもしれません。夫は、疲れる前に終了して良かったとホットしていました。

今回の4名の医師(緩和ケア医・抗がん剤点滴治療医・糖尿病内科医・放射線科医)の診察の詳しい内容は、近況報告 2023/10/1(日)~10/10(火)の記事に公開しています。

腫瘍マーカーの値が下がりました!

今回の血液検査で、腫瘍マーカーの値が下がっていることが分かり一安心です。先回の上昇した数字に続いてさらに上がれば、どこかの部位に転移している可能性もあると内心ヒヤヒヤしていましたが、心配しなくても良さそうです。夫も「下がったね」と気持ちが楽になったようです。

抗がん剤点滴の医師から、腫瘍マーカーの値が下がり、他の尿蛋白の値も改善しているので2週間後からアバスチンの抗がん剤点滴を開始すると言われました。

ロンサーフ錠剤(抗がん剤)の服薬と一緒に点滴治療をすることによって、効果が上がるとのことです。がん細胞ができるだけ静かにしていてくれるよう期待したいと思います。

腫瘍マーカーの値が、がん細胞の広がりをすべて反映しているわけではないのですが、ひとつの目安になるとのことです。実際、第五腰椎に転移して強い痛みがあった時の数値は低いままでした。(8/14の9.2)

ひょうきんな替え歌

このところ、放射線療法が効いて痛みが和らいでいるものの、オキノーム散(医療用麻薬)の服用は欠かせません。飲むタイミングを逃すと、少し強い痛みを感じる時もあるようです。そんな時は「痛い~」と声を出しています。

最近は、この「痛い~」に続いて「サル、ゴリラ、チンバンジー」をメロディー(行進曲ボギー大佐の曲)に合わせて繰り返し歌うようになりました。夫は、スマホで色々な番組を観ていますので、情報はたくさんあるようです。

何回聴いても吹き出してしまいます。伴走者としても、気持ちが軽くなり、闘病生活を一緒に送る上で、夫のひょうきんな替え歌は大歓迎です。気が紛れて痛みも和らぐようです。闘病生活の中でも、心に楽しむことを忘れない夫は凄いと思います。

神のなさることは、すべて時にかなって美しい

第五腰椎に広がったがん細胞腫瘍を抑えるために、放射線治療を受け約一月が経過しました。効果が徐々に表れ、体調も良く歩行器や杖に頼らないで歩く時が多くなっています。食欲も徐々に回復しており、少し遠出して外食を楽しめる日も近いような気がします。

次の聖句に、励まされます。

神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神の行われるみわざを、初めから終りまで見きわめることはできない。コヘレト3:11

これから先のことは神様にゆだねて、一日一日を大切に歩ませていただきたいと思います。

 

次回に続きます。