10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

「2024年最初の通院:腫瘍マーカーの値の改善あり!」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第73回~

ブログランキング・にほんブログ村へ

新しい年2024年がスタートして、4日から夫の通院が始まりました。良く晴れた日で、遠くまで良く見えました。その景色を見ながら、元日の能登半島地震や2日の羽田での飛行機衝突事故に思いを馳せました。混乱が一日も早く収まり、復興に向けて歩みだせますようにと願っています。

腫瘍マーカーの値と造影CT検査の結果

今年最初の通院では、血液検査もあり、嬉しい結果がでました。昨年末に急上昇した腫瘍マーカーの値が下がったのです。夫も、「下がったね。」と安心した様子でした。

腫瘍マーカー検査は、がんの増殖のある程度の目安にはなりますが、がん細胞の広がりや転移の部位の診断は確定できません。診断を確定するために造影CT検査も昨年末に受けています。抗がん剤点滴治療を受けている医師から検査結果の説明がありました。

第五腰椎の腫瘍細胞が少し大きくなったようにように見えるが、はっきりしない。8月の造影CTの画像は、同じ個所がよく映っていないので比較できない。

腫瘍マーカーの値が下がり、他の血液検査の結果も良く、痛みが緩和しているので、抗がん剤治療の効果があると言える。よって、今回も今までと同じ抗がん剤アバスチン点滴を行う。ロンサーフ錠剤(抗がん剤)の服用も継続する。

腫瘍マーカーの値が下がっているだけでなく、造影CTの画像診断でも、がん細胞腫瘍が特に広がっているわけではないとの医師の説明に、まずはほっとしました。

ところで今回、夫は治療後、駐車場まで歩いて移動することができました。痛みが強くなって以来、病院に到着した時と帰りは、車椅子を車に横づけして乗ってもらっていたのですが、歩く足取りはしっかりしているように見えました。

ところが、夕飯を食べた後、「腰が痛いな。」と夫が言い出しました。今まで、腰の痛みがなかったので、気になるところです。

医師から、「第五腰椎の腫瘍細胞が少し大きくなったようにように見えるが、はっきりしない。」との説明がありましたが、やはり大きくなっているのかもしれません。今のところ、医療用麻薬の服用で腰の痛みも軽くなるので助かっています。

夫の食欲

2024年もがん細胞との付き合いが続きます。腰の痛みがこれからどうなっていくのかと懸念もありますが、夫の食欲は旺盛です。この食欲が、がん細胞を抑えるてくれるのであれば大歓迎です。

今回の年末年始は食欲があり、終始ニコニコしていました。年末に行った「うどんいなや」では二人前をほぼ完食です。夫は大満足していました。

「うどんいなや」の記事は(こちら

夫は、我が家のおせち料理も大好物で、ずいぶん前から楽しみにしていました。特に煮物は、夫の母から伝授された作り方なので、昔懐かしい味が良いのだと思います。今回は、娘一家と息子夫婦も集まるので昨年より多めに作ったのですが、ほとんど余ることなく、最後は夫が全部食べてくれました。

おせち料理は30日から作り始めますが、夫は、味見と言ってはパクパク食べていきます。「美味しい、美味しい」と食べてくれるのは嬉しいのですが、元日に食べるためにせっせと作っている私にしてみれば、少々困りものです。そうは言っても、食べる意欲が夫の生きる原動力になっていることも間違いないと思うと、なにやら複雑な気持ちです。

直腸がんの治療は効きにくいと医師から言われていますが、ここまで治療を続けてくることができたのは、驚異的な食欲のお陰かもしれないと思います。夫は胃が丈夫なのかもしれません。

ただ、糖尿病については心配があります。先回の糖尿病の血液検査では、ヘモグロビンA1cの値が6.1となり、ほぼ正常になったとは言え、糖尿病じたいが治ったわけではありません。

この年末年始の食欲がどの程度影響するかわかりません。糖尿病の診察は、今年の1月23日ですので、その日には数値が跳ね上がっているかもしれません。少々心配ですが、幸せそうに食べているので、まあこれでもいいのかな、という気もします。

主に望みをおく人は新たな力を得 鷲のように翼を張って上る

今年2024年も、直腸がんの治療と糖尿病の治療は続いていきます。

次の聖句のように、優雅にゆったりと大空を飛ぶ鷲のように、主に委ねて日々を送れたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

主に望みをおく人は新たな力を得 鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。(イザヤ書40:31)

次回に続きます。