10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

「夫が帯状疱疹に罹患!」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第81回~

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夫のがん疼痛の痛みが緩和し、過ごしやすい日々が続いていました。ところがそれが一転し、夫が帯状疱疹に罹患してしまいました。がん治療とはまた違う新たな治療の始まりです。

数日前、夫は額の左側に複数の小さな発疹ができ、痛みを訴えました。近くで見てみると、髪の毛の中にもジュクジュクした湿疹ができていました。どういうことだろう? と思っているうちに、ヒリヒリとした痛みが強まり、日に日に湿疹の範囲が広がっていくではありませんか。瞼も腫れ始め、症状は明らかに悪化していました。

皮膚科と眼科を受診 (*1)

思い切って、直腸がんの外科手術を執刀してくださった消化器外科の主治医にご相談したところ、急いで大学病院の皮膚科を受診するようアドバイスを受けました。夫が抗がん剤治療で通院している大学病院は皮膚科もあるので、すぐに受診を決めました。基本的には予約患者が優先されますが、今回は緊急時ということで当日に診てもらうことができました。

早速、皮膚科を受診したところ、帯状疱疹と診断されました。さらに、帯状疱疹が目の周りにも広がっているため、眼科の受診も勧められ、その日のうちに両方の科を受診することができ、眼科、皮膚科共にいくつかの薬が処方されました(後述)。

この日の診察で帯状疱疹であることが明らかになり、少しは安心することがでたように思います。症状が悪化する原因が特定されるまでは、夫も私も不安で一杯でした。

私は10年ほど前に帯状疱疹を経験していますが、夫はこの病気に罹ったのは初めてです。しばらく、帯状疱疹独特のヒリヒリとした鋭い痛みを我慢しなければなりませんが、幸いがん疼痛は和らいだままなので助かります。夫は、がん疼痛とは明らかに違い、帯状疱疹の痛みの方が辛いくらいだとも言います。

帯状疱疹の治療&薬の服用の記録 (*2)

帯状疱疹の治療薬として、皮膚科と眼科からあわせて4種類の薬が処方されました。点眼薬は一日3回、眼軟膏は一日5回と回数が多いので忘れないようにしなければなりません。

いつも服用している糖尿病内科の薬(8種類)、抗がん剤点滴治療科の薬(3種類)、がん疼痛用麻薬(4種類)もあります。それぞれの薬には服用タイミングや回数の決まりがあるため、介護を担っている者にとっては、まるでパズルのような組み合わせです。記録をこまめに取りながら、夫が間違いなく服用できるように気を配りたいと思います。

がん闘病生活を送っている夫に、新たな帯状疱疹の治療も加わり、体への負担が増えてしまいました。夫は、まさか帯状疱疹を経験するとは思っていなかったと言います。

もうすぐ夫の誕生日がやってきます。食べることが大好きな夫は、プレゼントに本格的なお好み焼き(車で約1時間の距離にある「じゃけん  名古屋店」)を食べに行きたいと、その日を思い描いているようです。皮膚科と眼科に処方された薬が良く効いて一日でも早い帯状疱疹からの回復が待たれます。

 

主よ、いつまででしょうか。 イザヤ6:11

預言者イザヤが神様に問いかける言葉です。

私も主を信頼し、いつまでですか? と主に聞き続けながら、回復を祈っていきたいと思います。

【注釈】

(*1)近況報告(こちら)を参照

(*2)近況報告(こちら)を参照

次回に続きます。