10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

大橋洋平先生の講演 南医療生活協同組合 わくわく10万人会議

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大橋洋平先生の講演

2023年7月15日(土) 大橋洋平先生の講演会に行ってきました。会場は、名古屋市緑区の南生協病院内の大ホールです。タイトル「がんになっても自分らしく生きる」という第1回わくわく10万人会議の講演者でした。

大橋先生の講演は以前ZOOMで聴いたことがありますが、リアルの大橋先生の講演は今回が初めてです。会場いっぱいに集まった方々と一緒の講演は、ZOOMでは得られない温かさが感じられました。大橋先生は、緩和ケア医であり、稀少がん・ジストとの闘病生活者でもあります。このブログの記事でも紹介したことがあります。その記事は(こちら

次の写真は、講演のチラシと、南生協病院の玄関前の広場です。丸くくりぬかれている天井に向かって、木が高く伸びているのは圧巻です。病院の豊かさを感じます!

今回の講演「足し算命で気楽に~10万人会議のあなたに~」でも、患者の立場で辛い治療や、胃を失っての辛いリハビリなども率直に語ってくださいました。ユーモアを交えたお話に、会場からは笑い声が起きます。

樋野興夫先生の「人生いばらの道 されど宴会」の言葉の処方箋が思い浮かびます。

たくさんの大きな文字のスライドでお話をしてくださいました。印象に残ったのは次のスライドです。

病気であっても病人でない生き方、使命を持った生き方を実践していらっしゃると思います。先生の姿勢に、励まされ勇気をいただきました。

講演の休憩時間や終了後、笑顔で会場の皆さんと歓談されていました。先生の優しい人柄が感じらます。

 

 

「足し算命」再発した時から、何日生きられたかを足し算していくと、7月で1560日になるそうです。

大橋洋平先生の「緩和ケア医がんを生きる31の奇跡」の本から

一つずつ積み重ねて、その喜びを味わい、噛みしめて生きていくことに、光を、希望を見出しています。

これからも、「足し算命で気楽に」生きる姿勢を沢山の人に伝えていただきたいと思います。

シンポジウム・意見交換

講演後、理事長先生や緩和ケアの医師、看護師、緩和ケア病棟のボランティアの皆さんによる意見交換の時間がありました。

緩和ケア病棟を立ち上げた最初のころのお話しや、がん哲学外来カフェの立ち上げなどを語っていただき関係者の熱い思いに感動しました。

夫は、治療の効果や医療用麻薬のお陰で普段の生活ができます。それもできなくなった時は緩和ケア病棟を探さなくてはならないかもしれません。こちらの緩和ケアのように患者の気持ちに寄り添ってくれるところが見つかれば、本人も家族も心強いです。