10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

「介護保険制度 その1~手すり付きの介護用ベッドのレンタル~」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第53回~

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夫は、現在「要支援2」の介護認定を受けています。夫が受けている介護保険制度について2回に分けて書きたいと思います。

今回の記事では、介護認定を受けるきっかけになった手すり付き介護用ベットのレンタルについて紹介します。

手すり付きの介護用ベッド

今から1年半ほど前の2022年の2月ごろから、ベッドから起き上がる際、自分で体を起こし辛くなっていきました。長引く抗がん剤治療の影響で体力がなくなってきていたのだと思います。サポートがあればなんとか起き上がれるにしても、介助する私の腰にも負担がかかって困っていました。

そんなとき、親御さんを介護している友人に相談してみたところ、手すり付きの介護用ベッドが便利ということを教えてもらいました。さらに、介護保険制度があること、地域包括センター、ケアマネージャーのことも丁寧に教えていただきました。

そこで、近くの地域包括センターに出向いて相談してみました。手すり付きの介護用ベッドのレンタルのことや、介護保険制度のことも教えていただきましたが、とても複雑で理解するのに時間がかかったように思います。今でもわからないことが多く、これから覚えたほうが良いことがたくさんありそうです。

地域包括センターの担当者からの説明内容

・手すり付きの介護用ベッドのレンタルは可能だが、介護保険制度が利用できるかどうかは、介護度が決まってからでないとわからない。
・ただし、介護認定の審査を申請中であれば、一般のレンタル料金で開始できる。
・夫の場合、おそらく「要支援1~2」であり、レンタル介護用ベッドに介護保険制度が利用できる「要介護2」以上にはならなさそうだ。

費用のことは気にかかりましたが、一日も早く手すり付きの介護用ベッドを利用したかったので、レンタルの手配をお願いしました。そこから一気に話が進み、短期間で夫の部屋にレンタル用介護用ベッドが入ることになったのです。(冒頭の写真)

そのベッドのお陰で、夫が一人でも快適に起き上がれるようになり、夫も喜んでくれました。

レンタルしたベッドには電動リクライニング機能もついていますが、今のところ手すりを使って自分の力で起き上がれています。

介護認定の申請(地域包括センターの担当者に依頼)

地域包括センターの担当者にベッドの搬入依頼と同時に、介護認定の申請もお願いしました。申請には担当医の同意書が必要ですが、病院ですぐにお願いすることができました。

その他に申請書の提出先の市役所の福祉課への連絡や介護認定調査員の手配は、全て地域包括センターが代行してくださいました。

介護認定調査員の訪問と介護認定決定

ベッドの搬入から、数週間後に介護認定調査員の訪問がありました。普段の生活の様子の調査として、聞き取り調査や認知症のテストのような質問、実際に歩いている姿も見ていただきました。このような調査は初めてのことでしたが、夫はいつものようにリラックスしていたと思います。反対に、私の方が緊張してしまいました。

その後一月ほどして、「要支援2」の認定証が届きました。「要支援2」では介護用ベッドのレンタルに介護保険制度が利用できないので、一般の料金の割引なしの毎月決まった金額を支払わなくてはなりません。とは言え、メンテナンスやベッドの移動は無料なので、購入するよりずっとお値打ちだと思っています。

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以上、介護認定を受けるきっかけになった手すり付き介護用ベットのレンタルについて紹介しました。昨年2022年2月から4月のころまでのお話しです。

当時は足腰が弱り始めたものの、まだベッドから起き上がるのが辛い程度で済んでいました。そのため介護認定「要支援2」をうけましたが、まだ介護保険を利用することはありませんでした。

今年2023年8月ごろから、第五腰椎へのがん細胞腫瘍の広がりからくる強い痛みに襲われました。その影響で、さらに足腰が弱まり、杖やレンタル歩行器、手すりに頼らなければならない状態になってしまったのです。

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次回は、夫が受けている介護サービスについて紹介します。