~今までの振り返り~
今回のブログでは、今までの経緯を振り返ってみます。夫の直腸がんの進行具合が分かり、段階を踏んで治療がなされていることがよく理解できます。
2020/06/23:消化器外科受診 ⇒その後の検査結果 直腸がんⅢaの診断
2020/07/09:がん細胞を取り除く外科手術 ⇒ストーマ生活の始まり
2020/07/27:退院
❉治療❉ 退院と同時に抗がん剤治療が始まり、抗がん剤点滴治療(13コース 内3回はゼロータ錠のみ)(1コース:3週間)
2022/02/01:仙骨腹側への再発転移
❉治療❉ アバスチンの点滴とゼロータ錠の抗がん剤治療
2023/02/01:経験したことがないような強い痛み「6」 ⇒仙骨への転移
2023/02/02:
❉投薬❉ がん疼痛(とうつう)医療用麻薬オキノーム散を処方
❉治療❉ アバスチン点滴治療
2023/02/28: 強い痛み「6」
2023/03/01:
❉治療❉ X線放射線治療(15回)・温熱療法(6回)、3/22まで
❉投薬❉ がん疼痛医療用麻薬オキシコンチンを追加処方
2023/03/28:
❉治療❉ イリノテカン点滴治療 再開
2023/03/30:X線放射線治療・温熱療法の効果実感 痛み軽減
2023/03/31:
❉治療❉ 仙骨神経根ブロック療法
2023/04/01:仙骨神経根ブロック療法の効果実感 痛みの軽減
今まで経験したことがないような強い痛み「6」を感じてから、約一か月になります。3月1日から受けたX線放射線治療・温熱療法、そして仙骨神経根ブロック療法によって、痛みが和らぎました。夫は、痛みのないすっきりした状態にならないまでも、治療の効果が実感できるのは本当に有難いと言い、独特なメロディーで歌う讃美歌も復活しています。
~我が家の痛み対処法~
❤ がん疼痛医療用麻薬の服用 ❤
痛みが和らいでいると言っても、がん疼痛医療用麻薬は欠かせません。がん疼痛用医療用麻薬を2種類として、12時間効果が持続するオキシコンチンTR錠を1日2回、痛むときに飲むオキノーム散を服用しています。また、その他鎮痛剤としてカロナールと市販薬ルルもその時々服用しています。
❤ 全身を温める湯たんぽ ❤
4個の湯たんぽが大活躍しています。2個(オレンジ)を腰に、もう2個(電気式)をお腹に抱えるようにして寝ています。体全体を温めると効果あるようです。
❤ 手当 ❤
痛くなった時は、かかとをマッサージすると、なぜか気持ちがいいと言います。しばらくマッサージをしたり、保湿クリームを塗ったりと「手当」を心がけています。ヒルドイド軟膏は、抗がん剤点滴の時に処方していただいています。夫は、この「手当」にいつも感謝してくれます。また、がんの痛みは「こうして家族が共にいてくれるので耐えていける」としみじみ語ってくれます。
~将来と希望~
聖書には、「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない。将来と希望を与えるものである。」(エレミヤ19:11)とあります。
この聖書箇所は、私の所属している日本基督教団金城教会の2023年度の聖句です。この写真は、夫の大学病院のこの3月の桜です。真っ青な青空と広い道が希望をもたらしてくれるように感じられます。
創造主が「あなたたちのために立てた計画」と言われているのですから、夫のがんも私のこのブログもすべて主の御手のうちにあると思っています。これから起きるすべての事は、人知をはるかに超えたものであり、それは災いの計画ではなく将来と希望が与えられると信じて歩ませていただきたいと思います。
2023年度が、我が家にとっても希望の年になるよう祈りつつ夫に寄り添っていきたいと思います。
次回に続きます。