10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

第17回 「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」~放射線科の治療効果あり!~、~主の山に備えあり~

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放射線科の治療効果あり!~

腫瘍マーカー値が8.5と激減~

放射線療法と温熱療法が一通り済んだ6日後の朝、夫が珍しく鼻歌交じりに起きてきました。久しぶりに痛みがそれほどなく目が覚めたようです。ちょうどその日3/30(木)は、消化器外科の受診と治療の日でした。

血液検査の結果が分かり、腫瘍マーカー値が8.5と激減 (正常値5.0以下)。3/1に放射線治療が始まったときは、28.8あったので、ずいぶん減りました。痛みが「1」に軽減。X線放射線治療と温熱療法の効果があったようです。

そして、2週間に一回のイリノテカンの抗がん剤点滴治療が再開されました。これは、がん細胞の増殖を抑えるためです。がん細胞は仙骨に居座りその周りにも増殖しているので、簡単には小さくならないとは思いますが、まずは放射線治療と温熱療法の効果があったことは喜ばしいことです。

病院の帰り、例年桜の開花時期にいつも行っている平和公園を車で一周し、満開の桜を楽しみました。途中[B-R サーティワンアイスクリーム]を6種類購入して、久しぶりにアイスクリームを二人で食べ、ほっと一息の一日でした。

 

仙骨神経根ブロック療法~

その翌日3/31(金)、疼痛緩和外科・いたみセンターで仙骨神経根ブロック療法を受けました。さらに痛みを軽減するためです。

医師の説明:

仙骨の右側への転移によるがん性疼痛治療のひとつとして、脊髄から出ている神経根に針を刺入しアルコールを注入。

・血管や神経があるため、危険がある。

・安全にこのブロック注射を行うためにCTを撮り、場所を確認しながら行う。

・この治療で痛みが再度強くなった場合は、仙骨孔から針を刺しアルコールを注入する治療もある。

慎重に針を刺す部位を特定するために時間がかかり針を刺す時かなり痛く、さらにアルコールを注入する時にドーンという痛みを感じたそうです。痛みが少なくなっていると言っていましたが、治療受ける時の緊張感からか疲れが出て、今までとまた違った痛みがあるようです。

仙骨神経根ブロック療法の翌日4/1(土)、その効果が現れました。座っていても余り痛みを感じなくなったようです。この4月から週一回の診察業務の仕事を始めることになっているので朗報です。

がん細胞の「不良息子」が居座っている限り「がん疼痛用医療用麻薬」は欠かせませんが、「仙骨神経根ブロック療法」で痛みが軽減してきたのはとても喜ばしいことです。いつまでこれが続くかはわかりませんが、できるだけ長く続いてほしいと願っています。

 

~主の山に備えあり~

聖書に「主の山に備えあり」(創世記22:14)とあります。

こうして、がん細胞「不良息子」との付き合いが続きます。消え去る様子がないことを受け入れつつも、主は必ず必要なものを備えてくだるという希望をもって、夫に寄り添っていきたいと思います。

 

次回に続きます。