舞台で輝く友人(オペラ「銀河鉄道の夜」の公演)
先日、私たち夫婦の共通の友人、松谷友香さんが出演されるオペラ「銀河鉄道の夜」を鑑賞してきました! 友香さんの歌声が特に印象に残っています。名古屋オペラ協会の賛助会員として出演されたそうです。友香さんが出演していることもあって、ぐんと身近な作品に感じられ楽しい時間を過ごすことができました。
友香さんはプロのオペラ歌手でもあり、がん哲学外来金城カフェのスタッフでもあります。舞台で歌っている友香さんは、いつもとは違う輝きで一杯でした!
夫が講演者として参加した一周年記念イベントの時も、美しい歌声を披露してくださいました。会場の礼拝堂一杯に広がる友香さんの歌声は、今でも心に残っています。
友香さんのFacebookの記事から、コロナ禍で思うように活動できなかった芸術家たちの待ちに待った公演だったということが伝わってきます。熱意と情熱を友香さんの歌声を通して感じられた公演でもありました。
今回の公演の前には宮沢賢治の原作を読み、さらに「コニカミノルタ プラネタリウム名古屋」で映像を観て予習していたことも良かったと思います。
私たち夫婦はミュージカルが大好きで、色々な作品を鑑賞した事がありますが「オペラ」は初めてです。幕が上がる前のオーケストラの演奏を聴きながら、ミュージカルで楽しかった時のことを思い浮かべていました。
今回のオペラ「銀河鉄道の夜」の公演にも、無事に行けたことが自信につながったように思います。今回は合計5時間の外出になりましたが、「ひろめ市場」の往路8時間の旅行にも、何とか行けるような気がしてきました。
次の写真は、公演後のひと時、友香さんと撮った思い出の写真です。
夫との地下鉄移動は冒険いっぱい!
このところ、夫と一緒に地下鉄を利用して外出する機会が増えてきました。「ひろめ市場」の旅行も間近になり、ちょうど良い練習になります。
今回の公演にも地下鉄で行ってきました。会場までは、1時間あれば余裕をもって到着できる予定でした。ところが「ひとつ先の駅まで行って「バインミー」(ベトナムのサンドイッチ)を食べたい」と言い出す夫…。そのためには予定より、1時間も前に自宅を出発しなければなりません。
しかも目指すお店に到着したまでは良かったのですが、すでに閉店していることが分かりました。美味しいバインミーサンドイッチの目的は達成できなくても、そこでめげないのが夫の強いところです。「第二希望の名古屋コーチンのお店に入ろう」と言って、結局「鳥開総本家」で早めの夕飯を済ませることができました。
夫の杖
夫は、右足に痛みが集中するためバランスを崩すような歩き方になってしまいます。そこで「杖」を使い始めました。必要ない時は、簡単に折りたたむことができる便利な杖です。一緒に歩く時、私は杖と反対側の手を握って歩きます。階段を降りる時にバランスを崩しやすいので特に注意しています。
心の貧しい人々は、幸いである
オペラ「銀河鉄道の夜」の中で、たびたび「本当の幸せとは何だろう?」という歌詞が聴こえてきました。聖書の「山上の垂訓」の箇所が思い浮かびます。
「心の貧しい人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである。悲しむ人々は、幸いである。その人たちは慰められる。柔和な人々は、幸いである。その人たちは地を受け継ぐ」(マタイ5:3~5)
イエス・キリストが集まった大勢の人々に語りかけた言葉です。
相反するような言葉ですが、身を低くした謙虚な心が「幸いである」と教えてくださっているのだと思います。
心が貧しいとは、自分の弱さを謙虚に認めることができるということでしょうか。日々の歩みの中で、辛いこと、悲しいこと、虚しいことに出会います。そんな時こそ、主から勇気をいただき前を向いていければと思います。
私たちと共にいてくださる主に、より頼んで日々歩んでいきたいものです。
次回に続きます。