10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

第13回 「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」~~良い出来事を振り返ることは今の活力になる~~

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樋野先生の本の中に「良い出来事を振り返ることは今の活力になる」とあります。

 

現在がん細胞の「不良息子」と忍耐の付き合いが続いていますが、夫が退職してから始めた「スクーバ・ダイビング」の体験は格別な「良い出来事であり活力」です。ダイビングを3年間続けた後、名古屋に戻ってくるのを機に遠ざかっています。夫は、「ダイビング」をできる時に体験していて本当に良かったといつも言っています。

 

そんな折、先週の土曜日3月18日、とても嬉しいことがありました。九州に住んでいた時に大変お世話になったnikiさんmasakiさんご夫妻が、名古屋までお見舞いに来てくださいました。このご夫妻は、佐賀県伊万里市内で、「スクーバ・ダイビング・サービス eternal blue」を経営しておられ、ご夫妻ともインストラクターです。モルディブパラオペリリュー島、タイ、インドネシア、沖縄と色々な海に連れて行っていただきました。

 

潜っている時は、常に私たちを見ていてくださり危険のないように細心の注意を払ってくださいました。nikiさんmasakiさんご夫妻と巡り合えたことに、夫共々とても感謝しています。お陰で、アクシデントから守られ、3年間で合計125本ものダイビングを楽しむことができました。

 

4人で一緒に会食をしながらダイビングの魅力をたっぷり語り合い、当時を振り返ることができました。ダイバーなら誰でも一度は見たい生物「ジンベイザメ」に幸運にも何度も遭遇したことや、マンタの遊泳シーン、ギンガメアジの産卵シーンをも見ることができたことなどで盛り上がりました。夫も、しばし痛みから解放された嬉しい時間になりました。

 

当時のダイビングの一部を紹介します。

一番の思い出は、なんと言っても「ジンベイザメ」との遭遇です。タイのサムイ島の海(2017年5月)

 

 

 たくさんの魚に囲まれて別世界を満喫 私たち夫婦のツーショット写真です。 タイのサムイ島の海(2017年5月) 

 

一緒にツアーに参加した皆さんと記念撮影。パラオの海(2018年3月)  

海の中では、グループで潜るのは必須です。単独行動は全体にないです。現地のガイドを先頭に、最後尾はインスタクターのnikiさんmasakiがいつも努めてくださいました。思い出多い、貴重な体験でした。夫は右から4番目前列、私はその隣です。

 

最後の写真です。左側の岩近くにいるのが夫、私はその右側です。パラオの海(2018年3月)

 

シーンと静まり返った海の底、口にくわえたマウスから流れてくる空気がなければ到底人間は生きていけないと思いをはせながら、創造主、主の偉大さを思い知らされました。

聖書には、

「天において、地において 海とすべての深淵において 主は何事をも御旨のままに行われる。(詩編135:6)

とあります。

3月20日現在「X線放射線治療」と「温熱療法」が始まって、14日経過です。あと残すところラスト1回の「X線放射線治療」のみになりました。よく耐えた治療でした。

 

次回に続きます。