10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

「理髪店での散髪」~10歳のマリアのつぶやきno.27~

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先日、夫が久しぶりに理髪店に行ってきました。5mmのスポーツ刈りにしていただき、頭も心もスッキリした様子で戻ってきました。

今回の散髪は4ヶ月ぶりです。

4ヶ月前は、帯状疱疹がまだ治りきっていない状態で、私がバリカンとハサミで散髪しました。その時の様子は、闘病記第86回で公開しました。やむを得ないということもあり、緊張しながらカットしたことを覚えています。夫は満足してくれましたが、私としては不揃いさが気になりました。

プロの理容師のカットは、さすがきれいな仕上がりです。夫も「さっぱりして、いい感じだ。」と喜んでいました。

散髪とタコ焼き

今回お世話になった理髪店は、夫が直腸がんに罹患する前から利用しています。その近くに、夫が大好きな「たこ焼き屋」があり、理髪店の帰りに、たこ焼きを買ってくるのを恒例にしています。夫らしい発想だと思います。

今回もしっかり買ってきました。12個入りをなんと2パックもです。たこ焼きを食べるために、その日は朝食抜きにするほど楽しみにしていましたが、、帰宅してから一気に9個も食べてしまったのにはビックリです。こちらのお店のたこ焼きは、1個1個が大きいことで有名で、私はひとつ(ふたつ?)食べたくらいで満足なのです。食べることが大好きな夫ならではだと思います。

今回の作戦

今回は、私の方から散髪に行ってほしいと頼みました。私がなんとかカットした5月から4ヶ月も経つと不ぞろいが目立ち、見た目が落ち着きません。特に帯状疱疹の傷跡が治った後に生えてきた髪の毛の短い部分も気になっていました。

「そろそろ、理髪店に行って髪をカットしてもらったら? 車でお店まで送迎しますよ。」と勧めてみましたが、本人はさほど気にならない様子で、まだ行かなくてもいいという反応でした。移動に対しておっくうな気持ちもあったようです。

そこで、「散髪してもらってから、その帰りにたこ焼きを買ってきたらどうかしら。」と勧めると、あっさり承諾してくれました。食べる意欲はおっくうさも吹き飛ばしたようです。

2週間ごとの抗がん剤点滴治療がちょうど来週に予定されています。治療直後の週は、抗がん剤の影響で体調がすぐれないので、その前に行くのがちょうど良いタイミングでもありました。

帯状疱疹から完全に開放

帯状疱疹に罹ったのは3月でした。湿疹と痒みに悩まされましたが、私が散髪した2週間後には、皮膚科での診察を終了しました。その後少し痒みはありましたが、6月ごろから気にならなくなり、最後まで残った頭皮にできたかさぶたの跡も消えました。

今回の散髪は、帯状疱疹から完全に開放されたひとつの区切りのようなものだと思っています。夫の散髪からも解放されホッとしました。

参考までに