大学病院に隣接した遊歩道も、秋が少しずつ深まってきました。
先日、2週間に1回の通院があり、抗がん剤点滴治療と緩和ケアセンターの診察を受けました。
通院のときの病院滞在時間はいつも長く、朝早く行っても会計もすべて終了するのはお昼頃になります。今回もそうなるだろうなと覚悟して行ったのですが、なんと10時過ぎには終わりました。二つの科の連携がスムーズだったおかげだと思います。めったにないことですが、早めに帰宅し体を休めることもできたので、とても助かりました。
造影CT検査の結果
抗がん剤点滴治療の前に、9月23日(月)に受けた造影CT検査の結果の説明がありました。
他の部位に転移が認められず、また第5腰椎腰椎に転移していると思われた領域に大きな変化はないとのことでした。症状は安定しているので、引き続き抗がん剤アバスチン点滴治療を行うとの説明を受けました。腫瘍マーカーの値も先回より下がっていることも分かり安心しました。
昨年8月に第5腰椎に転移してから約1年が過ぎました。症状に変わりなく小康状態を保ったまま日常生活を送れているはとても有難いことです。
緩和ケアセンターの診察
緩和ケアセンターでは、医療用麻薬を処方していただくばかりでなく、日頃のちょっとしたことをお話して、リラックスした雰囲気の時間でもあります。
先回は「今川焼」の話になったのですが、今回は「今川焼」などの間食を食べるタイミングの話になりました。先生がおっしゃるには、「間食は、夜中でもいい場合がありますよ。痩せている人が体重を増やしたい場合はいいと思います。夕飯と朝食の間隔が長くなりすぎると、体重減少につながります。」という内容でした。
夫の場合は、最近体重が減ってきています。ヘモグロビンA1cの値が5.5になったのはとても喜ばしいことですが、低血糖気味ではないかと思われるようなふらつきや元気のなさもありました。「今川焼」を一度に4個も食べた時がありましたが、夫の体が必要としていたのかもしれません。
夫は、先生のお話しに納得して、自分自身の夜中の間食も良い、とお墨付きをいただいたような気分になったようです。私としては、夜中に食べると胃腸に負担がかかるので体に悪いものと思い込んでいました。先生からお話を聞くまでは、夫に「夜中に食べるのはやめた方がいいよ。」と小言を言ってきましたが、夫のペースで良いのかも知れません。
色々な呼び名で
先生のお話しを聞いたその帰り、スーパーに立ち寄って、「今川焼」と「たい焼き」をたくさん買ったのは言うまでもありません。
「大判焼(今川焼)」について記事を公開しましたが、友人から呼び名について色々教えていただきました。
「大判焼(今川焼)」以外に名古屋では「御座候」「東海道」、岡山では「太鼓饅頭」、九州では「回転焼」という風に呼び名はたくさんあるようです。
夫は、そのたくさんの呼び名をとても気に入り、「今日は、御座候を食べるかな。」と言ったり、「夜中は、回転焼にする。」と言いながら喜んで食べています。
間食を楽しむのも生活に潤いを与えてくれるとは思いますが、実際体重が増加傾向にあることも事実です。糖尿病内科の診察は11月26日に予定されています。まだ2カ月先ですが、体重が増加すれば、ヘモグロビンA1cの数字が増えることになります。
夫は、「大丈夫、わかっているから。」と言っていますが、私としては大いに気になるところです。
ヘモグロビンA1cの数字の悪化とならないように、間食の食べ過ぎには気を配る必要があると思いますが、医師からのお墨付きを得てしまった夫は意気揚々としていますし、私としてもそんなに制限しないほうがいいのかもしれないな、と悩みもあります。
糖尿病との闘いは、これからも続きます。