10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

「研究の盟友のお見舞い」~10歳のマリアのつぶやきno.29~

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先日、夫の研究の盟友でもあるお二人の先生(O先生、S先生)が自宅までお見舞いに来てくださいました。京都で行われた学会終了後、ご自宅にお帰りになる途中、名古屋駅で下車してお越しくださいました。心温まる楽しい時間となりました。お時間を作ってくださり心より感謝申し上げます。

お二人の先生は、悪性リンパ腫の研究に携わる研究者グループのリーダー的存在なのだそうです。公私にわたりとてもお世話になったと夫が教えてくれました。夫は直腸がんの抗がん剤治療もあり学会には参加しておらず、先生方とお会いする機会がありませんでした。

今回、約10年ぶりの再会になりました。仕事の話ばかりでなく、趣味の話やアラスカのサーモン釣り旅行の話(後述)など、懐かしい話題は多岐にわたり会話が弾んでいました。

私は、お二人の先生に初めてお目にかかりましたが、温かい人柄が感じられるお話しに吸い込まれました。

たい焼きには、「天然」と「養殖」がある!

夫の大好きな「たい焼き」の話になった時のことです。S先生がとても興味深いお話しをしてくださいました。「たい焼きには、天然ものがある。」という内容でした。初めて聞いたお話しにびっくりです。魚の鯛には天然と養殖があることは分かりますが、アンコ入りのたい焼きにその区別があるとは信じられなかったからです。

S先生は、天然ものの話をすると皆さんびっくりして笑ってしまうとおっしゃっていました。私もついつい笑ってしまいました。

天然ものとは、一匹のみ焼ける型で焼いたもので、養殖ものとは、複数を一度に焼くのもと教えてくださいました。たい焼きと言えども、奥の深いお話しに大いに盛り上がりました。

お帰りになってから、お礼のメールを先生方に差し上げたところ、S先生から「次回は天然物を捕獲? して伺いたいと存じます。」というユーモア溢れる言葉をいただきました。

アラスカのサーモン釣り旅行の話

釣りがご趣味のO先生がリーダーとなり、2004年から約10年間、一年に1回のペースで、悪性リンパ腫の研究に携わる研究者グループのアラスカのサーモン釣り旅行の企画があったそうです。夫は、2回参加させていただき、今回来られたS先生とも一緒になったことがあるそうです。この写真は、その時のメンバーとの記念写真です。

(左:サーモン釣りができる川まで移動したセスナ機、右:宿泊のログハウス)

アラスカの話は面白く、私も興味津々でした。

セスナ飛行機で移動している時に、黒い点が浮かんでいるように見えたのは、川を泳いでいる野生熊だったそうです。また、現地についてからも、つい30mほど先で野生熊がサーモンを捕獲して食べているシーンを何度も見ることができたりと、迫力満点だったそうです。

S先生は、珍しい120cmもあるキングサーモンを釣ったことがあるなど、懐かしい思い出話に花が咲いていました。

アラスカのサーモン釣り旅行は、お仕事でお忙しい先生方の素晴らし休暇にもなったと思います。夫もO先生のお陰で、贅沢をさせていただいたと言います。

心のこもったお土産

先生方は、京都の2泊3日の学会に参加され、お疲れの中、わざわざ立ち寄ってくださいました。京都からのお土産もくださり恐縮してしまいました。

夫は、懐かしい先生方とお会いできたことをとても喜び、「実に有難い、とても懐かしかった。わざわざ自宅まで来てくださって、本当にうれしい。」と喜んでいました。変化のない闘病生活に、良い潤いと励みを与えてくれたようです。感謝の気持ちで一杯です。

参考までに

たい焼きに天然モノがあるってマジ!?


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