10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

「30年ぶりの東山動植物園」&「隣人を自分のように愛しなさい」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第27回~

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30年ぶりの東山動植物園 

ゴールデンウィークの5月4日、「東山動植物園」に出かけてきました。

2歳の孫とがん闘病中の夫も一緒です。娘たち一家が帰省してくれたおかげで、30年ぶりに「東山動植物園」を訪れることができました。もうすぐ結婚する息子も父親と過ごしたいと参加、子供たちの心遣いは嬉しいものです。

当日、相当の混雑を予想して早めに出発、9時の開園と同時に入場。息子もちょうど間に合って、父親の車椅子を押してくれました。東山動植物園は、無料で車椅子を貸してくれます。

夫は、体力的に長い距離を歩くのは難しいので、車椅子はとても助かります。今回は、利用したい人も多いかと思い電話予約をしていました。

 

まずは、「こども動物園ふれあい広場」から「植物園」へ。広々として、色とりどりの木が美しく、青空に映えます。

 

次に、モノレールに乗って「植物園」から「正門前」に移動。上から見る「東山動植物園」はとても広く、きれいです。

 

「正門前」について、人がとても増えていたのには驚きました。まだ10時半でしたが、動物エリアの周りにはたくさんの人、さすがコロナの規制が緩和されたゴールデンウィークです。

ここで、私たちはストロベリーシェクやサイダー、甘いチェロスのドーナツをほおばりながら小休止。その間にもどんどん人が増えてきたのには、ただただ驚きました。

 

大勢の人の後ろから唯一見ることができた動物は、岩のように動かない「サイ」と、夢を食べると言われる「バク」。

私たち一行は2歳児と69歳の車椅子利用のがん患者も一緒なので、お昼前には帰路につきました。これから入場する車の長い渋滞には、びっくりです。

車椅子を利用できたとは言え、屋外なので体力的に大丈夫かと気になりましたが、終始笑顔。元気いっぱいに走り回る2歳の孫と一緒の行楽は、心温まる一日になりました。夫にとっても、30年ぶりの「東山動植物園」は刺激が一杯だったようです。

隣人を自分のように愛しなさい

「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」

エスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。

第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』

(マタイ22:36-39)

『隣人を自分のように愛しなさい。』まずは自分自身を愛すること、好きであることが大前提だと思います。自分にして欲しいことを率先して他の人にしてあげること、それによって自分自身も嬉しい気持ちになることではないでしょうか。

私にとっての「隣人」とは、一番近くでは夫です。樋野先生が言われる「余計なお節介」にならないようにと心がけています。

私の気持ちで接するのではなく、夫が必要としていることに気を配っていきたいと思っています。

次回に続きます。