先日、夫婦で金城カフェに参加しました。がん当事者として、医師としてカフェに参加している夫から感想を預かりました。
夫の金城カフェ参加の感想
5月16日の金城教会がん哲学外来カフェで「汝の隣人を愛せよ」という箇所が話題に上がった。私にとっての隣人は誰かということで、善きサマリア人が話題となった。自分を愛するように隣人を愛せということはとても深い意味を含んでいる。自分を愛してくれる人を愛するのは難しいことではない。しかし、汝の隣人のみならず、汝の敵を愛せよというのは甚だ重い教えである。人はいつの間にか、安易な環境に慣れ、安易な環境を愛するようになる。善きサマリア人のように振る舞えるかどうか、大きな挑戦である。
がん哲学外来カフェ当日は、皆様に私の参加を喜んでいただき、大変うれしく感じた。また、4組に分かれての話し合いもSさんの司会で時間いっぱいまで楽しい対話のひとときであった。話しているその対応自体が、優しさ、愛情を引き出し、皆に安心感を与える。これは、技術と言うよりも、人徳、人柄のなせる技である。これこそ、人生の目的は品性の完成にあるということなのであろう。
今回の記事で「30回目」の投稿になります。なかなかままならないことも多い闘病生活ですが、皆様の温かい応援の言葉が夫の心の支えとなっております。皆様に心より感謝申し上げます。
次回に続きます。