10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

樋野動物園の冊子 編集担当者のワクワクどきどき

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今年の5月、「30年ぶりの東山動植物園」&「隣人を自分のように愛しなさい」~「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」第27回~をご覧になった先生から、「樋野動物園にご主人と一緒に入所しませんか? 動物は何がいいですか?」とメールをいただきました。その時はとても驚きました。

樋野興夫先生の講演の中に、たびたび「樋野動物園」と「樋野動物園の冊子1号(2022年10月発行)」の話が出ていました。お話しが出るたびに、先生の個性あふれるユーモアの延長線上にあるのかしら? と思いつつ、いつかこの冊子を拝見したいと思っていたからです。

「喜んで樋野動物園に入所させていただきます!」と返信してからあっと言う間に、「2号」の作成が決まり、私も編集を担当させていただくことになりました。

これが、樋野興夫先生が常々「速効性と英断」とおっしゃいますが、まさにその通り! 正直、驚きの連続です。

もちろん私一人の編集担当ではなく、編集長を務められるMさん(目白がん哲学外来カフェ代表者)と他に2名の合計4名です。

早速、編集長のMさんに樋野動物園の冊子の1号を送っていただき、熟読してみました。

樋野動物園冊子 1号

写真の左側が表紙、右側が樋野動物園の動物一覧になります。樋野先生の講演で聴いていた冊子のイメージとはずいぶん違い、A4サイズ40ページの大作です。投稿文も90名分あります。

樋野先生の冒頭の投稿文には、次のようにあります。

「樋野動物園」 1周年記念 
役割意識と使命感 ~「新しい自分の発見&他人の理解が深まる」~
「樋野動物園」園長:樋野興夫

「樋野動物園」(2019年10月13日 開設)に、現在 約90匹(人)が入所とのことである。驚きである。
~途中省略~
「人間的な責任で手を差し伸べる温かい人間としての関係」& 「個性を引き出す種をまく人」の実例と実行が樋野動物園の理念ではなかろうか!
「無邪気に、喜んで、小さなことに、大きな愛を込める」の実践である。「多角的な性格から 現れ出づる多方面な、観察と識見」(新渡戸稲造)であり、これこそ、ユーモア(you more)の試金石であろう。「自分の力が役に立つと思う時は 進んでやれ」(新渡戸稲造)が「樋野動物園」の時代的意義であろう! まさに「個性と多様性」である。

皆様の投稿文は、「個性と多様性」にあふれる文章です。樋野先生との出会い、選んだ動物の思い出や理由、がん哲学外来カフェとの出会い、自分の職業について等々、90人の思いが詰まった多種多様な文章です。

皆さんが選んだ動物名も面白く、春風のようなゴリラ、可愛い恐竜、笛吹きくまさん、アゲハのあおむし、アマリリスの花園に住む鹿などなど、個性一杯です。

樋野先生の大号令で、90名もの方が集結し一冊の冊子が出来上がってしまうことにとても驚きます。樋野先生は、皆さんの心をひきつけてやまないお人柄に溢れていると思います!

樋野動物園冊子 2号

ただいま、10月の樋野動物園冊子の2号発刊の目標に向けて編集も急ピッチで進んでいます。

樋野先生のアイディアがどんどん膨らんで、2号には写真を沢山掲載することになりました。

冊子の1号には登場しなかった上野動物園と名古屋の東山動物園の動物たち、佐渡の風景や富士山の写真などなどです。

それぞれ担当者がいて、私は名古屋の東山動物園の動物たちを撮影に行くことになりました。この撮影の様子は(こちら

今のところ、原稿は50人分ほど集まっており、全部で60ページ以上になるのではとワクワクしています。

この冊子の編集を通してたくさんの方とメールでお話しするができ、交流の輪が広がったのは何よりうれしいことです。さらに、編集長のMさんが的確なアドバイスをくださるので、安心して作業を進めることができます。

完成が楽しみです!