10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

10歳のマリアとがんカフェ ~交流の輪~

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夫のがん罹患によって、実にたくさんの出会いがあり一気に交流の輪が広がりました。がん哲学外来金城カフェのスタッフとなり、月1回のカフェや、第2回で紹介した「シャチホコカフェ」、「ふらカムカフェ」にも参加させていただき、グループラインにも登録させていただいています。

 

がんサバイバーの方、家族にがん患者さんがいる方、お連れ合いを亡くされた方、病気をお持ちの方、がんに関心のある方、実に様々な状況の方がおられ、共に時間を一緒に過ごしながら、共に慰め励まし合う交流の場があることを知りました。

 

このブログは初めて間もないので、グループラインやFacebookを通してみなさんにお知らせしています。読んでくださった方から、夫の伴走役の私宛にも励ましのメールが届きます。

 

「しっかり食べて休んで元気でいてくださいね。」「エネルギーを吸いとられるような日々、大変だと思いますが、くれぐれもご無理のないように。ご自愛下さいね。」「大変ですね、病むかたを見守ることは精神的にも苦しいと思います。あなたが持っている明るさをうしなわないようにしてください。」等々

 

また、南カリフォルニアのメディカルカフェの代表者の方とメールでお話ししたことがありますが、とても励みになりました。「ご主人様が治療を受けられているとのこと。支えるご家族は時に、患者さんご自身よりも辛いこともあるかと思います。アメリカではご家族を「第2の患者」という位置付けで捉えて、専門の精神的ケアやサポート体制がどの病院にもあります。それだけ患者さんの治療にも欠かせない力ということですね。私も今の命があるのは、ずっとそばにいてくれた夫のおかげだと思っています。」

 

このように、多くの方の交流の輪の中に加えていただいていることに、とても感謝しています。日本には「第2の患者」という位置付けはないように思いますが、私にとって「がん哲学外来のカフェ」は大きな支えでもあります。これから先、夫と一緒の闘病生活がどのようなものになるのか計り知れませんが、その時々必要な支えが与えられるような気がします。

 

樋野興夫先生の言葉の処方箋に、「人はひとによって慰められる」とあります。

聖書には、「友の慰めは たましいを力づける」(箴言27章9節)とあります。

とても心に響きます!