10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

樋野動物園2号が、ついに完成!

先日、完成した樋野動物園2号の冊子が届きました。動物の写真がたくさん掲載された60ページに及ぶ大作に、とても感激しました!

樋野興夫先生の発案で、冊子2号を作成することになったのは、半年前になります。完成までに、50名もの方からの個性に溢れる多種多様な投稿文や写真が集まりました。

完成をイメージしながらの作業は楽しく、とても良い経験をさせていただきました。この冊子の編集を通してたくさんの方とメールでお話しするができ、交流の輪が広がったのは何よりうれしいことです。

ワードで編集した原稿を、編集スタッフのM氏がPDFファイルに変換して印刷業者に発注してくださいました。

全部で500冊発注して、私のところには100冊届きました。一冊は軽くても100冊ともなると、全部で20kg以上にもなります。

樋野興夫先生のプレゼントとして、寄稿してくださった方や、希望される方に差し上げる予定です。

 

次の写真は、編集長Mさんのところにも届いた冊子の写真です。

上野動物園と名古屋の東山動物園の動物たち、佐渡の風景や富士山の写真が満載です。楽しい個性と多様性が詰まったユニークな冊子です。

 

冊子の内容の一部をご紹介します。

次の写真は、表紙です。樋野園長がたくさんの動物に囲まれています。この表を見ているだけで、心が温まります。

次は、写真家 河合章氏の野生のヌーの写真です。実際にアフリカに出かけて撮影していらっしゃいます。樋野動物園2号に特別寄稿してくださいました。野生のヌーの迫力が感じられる素晴らしい写真です。

 

富士山の写真も寄稿してくださいました。

 

次の写真の右側は、寄稿してくださった皆様の動物の目次です。左側は、私が撮影した東山動物園の一部です。

 

夫は、「ジンベイザメ」として投稿してくれました。私は「オカメインコ」です。二人の投稿文をご紹介します。

ジンベイザメ:(がん哲学外来金城カフェ)

野生のジンベイザメを見た時の驚きは今もはっきり覚えている。タイのサムイ島でのダイビングの時にジンベエザメが出てるという情報を耳にした。そちらの方面に出かけて行くと人がわさわさ といてエアを出していた。その中から 大きな 巨体がニョロッと顔を出してきた。魚体の大きさは私の体の2倍から3倍つまり 6m から 7m ぐらいはあったように思う。 この時のジンベエザメはとても人懐っこく、何回も行ったり来たりを繰り返してくれた。とても性格の穏やかな動物であることがよくわかった。食べ物は プランクトンで口を開けて ずっと泳いで行って、水をエラから出して、プランクトンがエラに引っかかったものを食べらしい。

図鑑などで調べると、世界中の熱帯・亜熱帯・温帯の表層海域に広く分布するという。動きは緩慢であり、基本的には人にとって危険性の低いサメである。おとなしい性格のため、ダイバー達には人気が高い。私はサムイ島以外では、モルディブでもお目にかかった。

 

人懐っこいオカメインコ(がん哲学外来金城カフェ)

この度、樋野動物園に入所させていただいた「人懐っこいオカメインコ」です。飛ぶのが少々苦手なオカメインコは、樋野動物園の住み心地の良さに満足して、思いっきり走り回っています。夫は、海の巨大な生き物「ジンベイザメ」です。

海の中に住んでいる大きな生物と、地上に住んでいる小さな生き物が一緒に生活するのは簡単なことではありません。でも樋野動物園では不可能なことは何もありません。ジンベエザメが小さく変身して空を飛んで、オカメインコに会いに来てくれる時もあります。オカメインコが大きくなって、ダイビングボンベを背負い、海の中に潜ることもできます。

私たち夫婦は、3年間ほどダイビングを体験して色々な海で潜ったことがあります。地上では味わえない、神秘的な海の中を体験しました。

「がん哲学」との出会い

樋野興夫先生の「がん哲学」に出会ったのは、現在所属している「がん哲学外来金城カフェ」に巡り合ったことがきっかけです。

そのころ、夫が直腸がんⅢaの診断から外科手術を受け、自宅療養が始まったばかりでした。家族としてどのように接して良いかを自問自答していた時に出会ったのが、樋野先生の本です。

最初に読んだのは「教会でもがん哲学外来を始めよう」と「こころにみことばの処方箋」です。

「正論よりも、寄り添う心」「人は人によって慰められる」この言葉は、心にストンと落ちました。夫の直腸がんの闘病生活を共に送る家族としての大切な心構えです。以来、金城カフェのスタッフに加えていただいて活動しています。

樋野先生をお迎えした開設記念講演会に、夫も出席したことをきっかけにスタッフの一員になりました。「人生の目的は品性の完成である。」「使命感を持って生きる。」等のお話しに心動かされたのだと思います。今現在、夫は直腸がんで外科手術を受けてから3年経過しましたが、再々発して抗がん剤治療中です。体力的に弱くなっていますが、金城カフェのスタッフの一員として、カフェで参加された方と対話する時間を楽しみにしています。

「ユーモアとは ユー・モアなり」

樋野先生は、ユーモアのセンス抜群です。先生の講演では、時々くすっと笑い声がもれます。がん哲学外来カフェに必要なエッセンスだと思っています。樋野動物園もその延長でないでしょうか!? 

オカメインコ」は、オレンジ色の頬のチークが可愛らしいです。性格は、穏やかで、繊細で、寂しがりで、人になつきやすいのだそうです。私とずいぶん違う印象ですが、あの可愛らしくて人懐っこい姿にあこがれます。その姿で樋野動物園に入所できるのですから、とてもワクワクしています! たくさんお友達ができそうな予感がします。

この度2号が発行される予定ですが、いつの間にか「人懐っこいオカメインコ」も編集者の一員になっていました。樋野園長先生のリードにびっくりの連続です。先輩の編集者に助けていただいて、無事完成できるように精一杯務めさせていただきます。(2023年8月時点です)