10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

第26回 「夫の直腸がん闘病生活と寄り添う妻(10歳のマリア)」~シニア卓球教室~、~すべての恵みを喜びなさい~

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シニアの卓球教室 

このところ夫の体調が良いので、「久しぶりに卓球教室に行ってきたいけれどいいかしら?」と相談。夫は「ぜひ参加してきなさい。」とあっさり賛成してくれました。

ということで、先日2カ月ぶりに近くの卓球教室に行ってきました。私は卓球を始めたばかりでのシニアの初心者です。この卓球教室は、月3回の開催、口コミで集まってくる地域のシニアたちのグループです。

最初のころは順調に参加していましたが、ここ2カ月は夫の通院と週一回の仕事の送迎で、お休みしていました。

先日は、集まった4人で楽しくおしゃべりしながら汗を流すことができました。2時間も体を動かすと、気分も爽快になります。しばし夫の介護のことを忘れてリフレッシュできました。

準備運動に工夫ありで、主催者が色々楽しませてくれます。100から逆に10ずつ数える時もあれば、ひらがなでカウントしていくこともあります。いつもと違う数え方は、なかなか難しいですが、皆さんと一緒に笑いながらの時間は楽しいものです。

帰宅した時に、夫が「どうだった?」と聞いてくれました。私の話も良い気分転換になっているのではないでしょうか。快く卓球に送り出してくれた夫に感謝です。

 

すべての恵みを喜びなさい

あなたは、あなたの神、主の前にひれ伏し、あなたの神、主があなたとあなたの家とに与えられたすべての恵みを喜びなさい。 申命記29:10~11

聖書には「喜ぶ」と書かれている箇所がたくさんあります。いつも喜べるときばかりでなないのが人生です。でも「喜びなさい」と書かれてある箇所に触れると、どんな時も心を前にむけていくことの大切さを思わされます。凪の時もそうでない時もみ言葉を心の糧に歩んでいきたいものです。

 

樋野興夫先生の本には、

私の人生の真の喜びは「ハピネス(happiness)ではなく「ジョイフル(joyful)」 だと思います。ハピネスもジョイフルも辞書を引くと「幸福」「喜び」「楽しい」など似たような意味ですが、私が思うハピネスは「表面的な幸せ」、ジョイフルは「心からの喜び」という違いがあります。

表面的な幸せを求めるから、叶えられないと失望に終わるのです。ジョイフルの精神は、元気な人だけのものではありません。

病気で思うように動けない人でも持つことができます。

あなたはそこにいるだけで価値がある存在から)

とあります。

心からの喜び(joyful)」は、どんな状況に置かれても感じることができるという意味ではないでしょうか。嬉しいことや楽しいことがあるから「喜ぶ」のではなく、どんなことにも「喜ぶ」から喜べるものだと思います。

「病気で思うように動けない人でも持つことができます」とあるように夫は痛むときでも私を笑わせてくれます。

独特な替え歌で痛みを表現するのです。夫は決して痛みそのものを喜んでいるわけでないでしょうが、替え歌にして表現できることは「喜び」だと思います。

これからの闘病生活がどのようなものになるかは神様にお任せして「心からの喜び(joyful)」を持ち続けていきたいものです

 

次回に続きます。