2024年6月16日(日) がん哲学外来ほさなOPEN記念イベントが開催されました。会場は、愛知県豊橋市にある豊橋ホサナキリスト教会です。日曜日の午後のひと時、会場の皆様と一緒に心安らぐ時間を過ごすことができました。
100名以上の参加
当日、会場はたくさんの方で一杯でした。100名以上の方が参加されたそうです!
今は、二人に一人ががんに罹患する時代と言われます。がんに興味関心のある方が大勢いることがひしひしと伝わってきました。
スタッフの方や所属するホサナキリスト教会の教会員が、近くから遠くまで様々なところにチラシを配って宣伝されたそうです。その甲斐あって、たくさんの方が来られたことは何よりだと思います。
チラシには次のように書かれています。
「多くの人は、自分自身または家族など身近な人ががんにかかった時に、自分がこれまでいかに生きてきたか、これからどう生きるべきか、死ぬまでに何をするかを真剣に考えます。一方医療現場は、患者の治療をすることに手一杯で、患者やその家族の精神的苦痛まで軽減させることは難しいのが現状です。そういった医療現場の“隙間”を埋めるのが「がん哲学外来」です。お茶を飲みつつ、お互いに語り合い、付き合い、自由で温かな対話のあるところ… そんなメディカルカフェ「ほさな」になることを願っています。」
樋野先生の講演の前に、ホサナ教会の奏楽者によるピアノ演奏があり、優しい音色に会場が包まれました。
樋野興夫先生の講演
今回の講演タイトルは、愛情溢れる胆力~心温まる居場所~でした。私は、愛知県内の樋野先生の講演は参加していますが、気がつけば7回めになります。
いつも言葉の処方箋満載のスライドがどんどん映し出されていきます。今回は33枚のスライドを見せていただきました。
講演のタイトル「愛情溢れる胆力~心温まる居場所~」は、まさにメディカルカフェ「ほさな」のような所だと思います。
夫も一緒に参加
今回、抗がん剤治療中の夫も無事に参加することができました。
5ヶ月前の2024年1月28日(日)、私たち夫婦が所属する金城カフェで2周年記念イベントが開催されました。このイベントにも樋野興夫先生をお迎えし、夫が座長として参加しました。
その時、がん哲学外来カフェを立ち上げようと、ほさなカフェのスタッフのYさんが、見学も兼ねて参加してくださいました。がん哲学外来カフェを新しく立ち上げようとしている事を知り、ホサナ教会を訪れたいと楽しみにしていたことが思い出されます。
夫は、「自分も参加できて、本当にうれしい。牧師先生やスタッフの方、教会員の方々が一丸となり新しいものを立ち上げようとする熱意を感じた。温かみのある雰囲気だったと思う。」と感激していました。
樋野興夫先生と再会できたことも、これからの闘病生活の大きな励みになると思います。
他のがん哲学外来カフェとの交流
今回のほさなOPEN記念イベントに、愛知県内の他のがん哲学外来カフェのスタッフの方も多数参加されていました。久しぶりにお会いする方々とも親睦を深めることもでき、楽しい和やかな時間でした。
今回の講演の中でも語られましたが、樋野先生は「底の抜けない空っぽの器」(胸の内を話せるような温かい雰囲気のある居場所)を作ってくださいと言われます。スタッフの交流を通しても空っぽの器の大切さを学ぶことができました。
これからもがん哲学外来のカフェ同士の交流を大切にしていきたいと思います。
今回のOPEN記念イベントが最初となり、これからは偶数月の第3木曜日の14:00から開催されるとのことです。
ホッとする居場所を提供できるメディカルカフェ「ほさな」として、地域の皆様に喜ばれる存在になること間違いないと思います!
チャンスがあったら、ぜひ参加させていただきたいです。
※樋野興夫先生の『OPEN記念イベント』での講演の記事は(こちら)