10歳のマリアのブログ

~~直腸がんで抗がん剤治療中の夫に寄り添う妻の気づき~~

「痛みの変化と食欲」~10歳のマリアのつぶやきno.33~

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激しい痛みを感じてから、10日ほど経ちました。緩和ケアから処方された増量の医療用麻薬と強めの鎮痛剤(※詳細は後述)の効果で、痛みが緩和しているように思います。夫は、「痛みは消えることはないけれど、刺すようなズキンズキンという痛みから、持続的なものに変わってきている」と、痛みの変化を教えてくれました。

前を向いて歩く場合の足元の不安定さも少し改善しているように感じます。とは言っても、後ろ向きに方向を変える時などはバランスを崩しやすいため、十分に気を付けなければなりません。

痛みが緩和してくるにしたがって、穏やかな表情になり、時々歌を口ずさむ余裕がもどってきました。陽気な様子を見ると嬉しくなります。歌っている歌が聞いたことがない曲なので、「どこで聴いたの?」と尋ねると、「TikTokの動画だよ、けっこうおもしろいよ。」と教えてくれました。痛みがある時もスマホで動画を見ていましたが、気を紛らわすのに、TikTokの動画も良かったようです。

たい焼き・今川焼とソフト芋けんぴ

今回、強い痛みがあっても、食欲は変わらずありました。特に、好物のたい焼きや今川焼をどんどん食べていました。夫の希望で、いつでも食べられるように冷凍庫にはたい焼きと今川焼を4袋常備しています。糖尿病の悪化が心配ではありますが、痛みがあっても食べることができるのは良いことだと受け止めています。本人もせっかく改善している糖尿病のことを気にしているようで、1回に食べるのは、多くても2個に抑えているようです。

もう一つ、夫の好物が増えました。それはソフト芋けんぴです。たまたま作った手作りのソフト芋けんぴがとても美味しかったと喜んでくれました。

夫は市販のパリパリの芋けんぴが大好きでしたが、最近では固いパリパリの芋けんぴが歯に良くないようです。体の筋肉が衰えているのと同じように、噛む力や歯も弱ってきているのだと思います。

作り方はとてもシンプルです。サツマイモをスティック状に切り、水にさらしてから電子レンジで柔らかくします。次に、こめ油とごま油で炒め、最後にみりん、すき焼きのたれ、はちみつを加えて程よく混ぜて完成です。冷めても美味しいと、夫は気に入っています。

レシピは⇒こちら

痛みの原因はどこから?

今回の痛みの原因はどこからくるものかと、ついつい考えてしまいます。「痛みの原因を探るために、造影CT検査やMRI検査を受けることになるかしら?」と夫に尋ねると、「痛みは何とかしてほしけれど、今どうにもならないことをあれこれ考えても仕方ないよ」と、いたって冷静です。

近日中に、抗がん剤点滴治療(2週間に1回)の予約があります。その診察の際、強い痛みがあったことを先生にお伝えして、先生の診断を待つことになります。それまで、増量された医療用麻薬の服用で乗り切っていけたらと願っています。

参考までに